えごま油と亜麻仁油の違いは何？

えごま油と亜麻仁油の違いについてかんたんに説明

えごま油と亜麻仁油は、どちらも植物からとれる油ですが、取れる植物が違います。

えごま油は、えごまという種類の植物の種からとれる油で、亜麻仁油は亜麻という種類の植物の種からとれる油です。

また、えごま油は淡黄色で風味があるのに対し、亜麻仁油は淡い緑色で、独特の苦味があります。

どちらの油も健康に良い成分が含まれているため、食事に取り入れることがおすすめです。

えごま油と亜麻仁油の違いについて詳しく説明

えごま油と亜麻仁油は、どちらも健康に良い油として知られていますが、それぞれの違いは以下の通りです。

えごま油

• えごまという植物の種子から採取される油で、日本をはじめアジアで広く栽培されています。
• 淡黄色で、風味があるのが特徴で、和食によく合います。
• αリノレン酸という必須脂肪酸が豊富に含まれており、健康に良いとされています。
• 酸化に強く、高温にも耐える性質があるため、調理にも適しています。

亜麻仁油

• 亜麻という植物の種子から採取される油で、欧米を中心に栽培されています。
• 淡い緑色で、独特の苦味があるのが特徴で、サラダドレッシングやスムージーによく使われます。
• αリノレン酸の他にも、リグナンという植物性化合物が含まれており、女性ホルモンに似た働きをするとされ、更年期障害の改善に効果があるとされています。
• 酸化しやすく、保存には注意が必要です。また、加熱に弱いため、生で食べることが一般的です。

両方の油ともに、必須脂肪酸や栄養素が豊富に含まれ、健康に良いとされていますが、風味や使い方などに違いがあります。

えごま油について説明

エゴマ油は、シソ油、紫蘇油とも呼ばれ、シソ科の植物（Perilla frutescens）の種子から抽出される植物油です。シソ科の植物は、アジア、特に中国、日本、韓国が原産です。油は淡い黄色で、ナッツのような風味があり、日本料理ではサラダのドレッシングやマリネ、揚げ物などによく使われます。

エゴマ油には、オメガ3脂肪酸であるα-リノレン酸（ALA）が豊富に含まれており、炎症の抑制、心臓の健康増進、脳機能のサポートなど、さまざまな健康効果があると言われています。

また、エゴマ油には抗酸化物質が豊富に含まれており、細胞の損傷や酸化ストレスから保護するのに役立つと考えられています。

食用だけでなく、エゴマ油は、その潜在的な健康効果から伝統的な医療にも使われてきました。

呼吸器系疾患、消化器系疾患、皮膚疾患などの治療に使用されてきました。

しかし、エゴマ油には健康効果が期待できる一方で、高カロリー・高脂肪であるため、適度な摂取が必要であることは留意すべきです。他の栄養補助食品や油と同様に、食事に取り入れる前に必ず医療従事者に相談することが最善です。

亜麻仁油について説明

亜麻仁油はリンシードオイルやフラックスシードオイルとも呼ばれ、亜麻植物（Linum usitatissimum）の種子から抽出される黄色がかった油です。亜麻は、地中海東部からインドにかけての地域に自生するマメ科の植物です。
亜麻仁油は、古くから塗料やワニス、木材の仕上げ剤などの乾燥油として、さまざまな用途に使用されてきました。

亜麻仁油は、オメガ3脂肪酸であるα-リノレン酸（ALA）を豊富に含み、炎症の抑制、心臓の健康増進、脳機能のサポートなど、さまざまな健康効果があると言われています。
また、リグナンも含まれています。リグナンは抗酸化作用があり、ある種のがんのリスクを低下させる可能性がある化合物です。

リンシードオイルは、その潜在的な健康効果に加え、様々な薬効を持つことから、伝統医学の分野でも使用されてきました。
便秘、下痢、関節炎など、さまざまな症状の治療に使われてきました。

ただし、アマニ油には過剰摂取すると有害となる化合物が含まれているため、大量に摂取するのは避けたほうがよいと言われています。また、アマニ油はすぐに腐敗し、有害な化合物を含む可能性があるため、生や未精製のアマニ油を調理に使用するべきではありません。
その代わりに、サプリメントとして、またはサラダやその他の冷たい料理に少量使用するのが最適です。

他の栄養補助食品や油と同様に、食事に取り入れる前に必ず医療従事者に相談することが最善です。

まとめ：えごま油と亜麻仁油の違いについて

えごま油と亜麻仁油の違いについてまとめます。